以下は、上のURLにある記事の翻訳です。パヴァラ・クンドル寺院の場所は、Googleマップで「Pavazha Kundru Ardha Nariswarer Temple」と地図検索すれば、表示されます。
ティルヴァンナーマライ、パヴァラ・クンドル
パヴァラ・クンドル寺院は、主アルダナーリーシュワラ(*1)(半身がシヴァ、半身がパールヴァティーとしての主の両性具有の姿)に捧げられています。パールヴァティーが主シヴァの寵愛を再び得るためにタパスを行ったのは、ここです。その後、彼は彼女の前に現れ、彼女を彼自身に吸収し、そうして、2人は1人になりました。このようにしてアルダナーリーシュワラは生まれました。アルダナーリーシュワラのみに捧げられた寺院は多くはなく、比較的に知られていませんが、これは珍しく特別な寺院です。
バガヴァーン・ラマナはここに1899年に滞在し、この寺院の内部で彼の母に聖なる教えを授けました(*2)。以前、彼女はマドゥライの実家に戻るように息子を説得しようと試みたものでしたが、その時以来、母は深く宗教的な人間に変容し、ティルヴァンナーマライその場所で息子に仕えることに人生を捧げたと言われています。
パヴァラ・クンドル(珊瑚岩)は、アルナーチャラの東の尾根に位置しています。朝日の光線が岩全体を美しい紅珊瑚(コーラル・レッド)に変えると思われているため、その名を得ています。このあまり知られていない寺院は、主要なバスの停車場から1キロほどのドゥルガイ・アンマン・コーヴィル道から出ている小さな街路を通して町から近づくことができます。寺院に上るための岩に刻まれた立派な石の階段があります。
いったんそこに着くと、あなたは街の騒音をもう耳にしません。そして、それはほどんど完全に人通りがなく、自然の動植物にあふれた静かで安らかな場所にあるので、そのように瞑想には理想的な場所です。寺院のすぐそばには、巨大なバニヤンの老木があります。その下に座り、片方には山を眺めることができ、もう片方には寺院の塔を眺めることができます。それはとても珍しい眺めです。
寺院のティールタムは、外に突き出た岩の中の壁龕(へきがん)内部の見事に緑色な自然の池であり、暑い夏の間でさえ、一年を通して水があります。そこに下りてゆく小さな階段があり、僧侶は毎日、プージャのために水を集めに行きます。
荒廃しつつあったこの寺院を修復したのは、ラマナーシュラムの功績です。修復は、古代の建築様式を尊重し、保存し、古い石細工を壊すことなく、最小限のコンクリートの使用で、正確に行われました。ギリヴァラム沿いの他の神殿もまた、その熱心すぎる修復作業において、この過去を尊重する方法を見習うなら、良いのではないかと思います。
(*1)アルダナーリーシュワラ・・・「半分女性である主(神)」。
(*2)上の動画では、1898年にバガヴァーンが母に「運命についての詩節」を説いたことになっています。
0 件のコメント:
コメントを投稿